やはり人は思いを口にしないと、何も伝わらない

お久しぶり更新です。

今月、月初め頃に、緊張する場面等が少しあってから、なんだか体調があまり良いと言えないような、不安定な日が多く、ブログを更新しようという気力までは湧かなくなってしまっていました。

しかし、サボってばかりではいけないなと、何か私にできることをしていきたい、生きていると感じることがしたいと更新をしてみました。

そして今回はなんの話かと言うと、タイトルの通りなのですが、“思い・想い”と言うものは口にしていかないとやはり伝わることは無いなと改めて感じた出来事があり、その事について書いていきたいと思います。

私は、去年の夏。重度のうつ病というものになりました。

それまでは、もしかしたら軽いうつ症状は出てはいたのかとは思うのですが、自身でも「自律神経失調症にでもなっているのかな？」などと簡単に考えて、市販の漢方を飲んだりし、誤魔化し誤魔化し、なんとか暮らしていました。

しかし、その油断から放っておいた結果、取り返しのつかないところまで堕ちていったのです。

その時期のことです。

私は、症状が酷く、ベットから起き上がる事もままならず、ご飯も食べることは勿論、お風呂にもたまに入れない日もあったりと、本当に廃人でした。

なので、私は一人暮らしの部屋を借りていたのですが、そちらには住めず、しばらく実家にて療養していました。

その際です。

うつ病になった人間に接することも初めてだったのもあってか、家族達はほとんど私の部屋に近寄ることをしませんでした。もしかしたら、気を使って声をかけてこなかったのかも知れません。

しかし、私にとってその行動は『私がこんな状態なのに心配もしてくれない』『助けてくれない』『支えてくれない』と孤独を感じていました。

その為、うつ病になって周りから助けをもらえたというYouTuberさんの話やネットでそういった話を聞くと、毎回羨ましく、『どうして自分は…』と悲しく、虚しくなり、涙が自然と溢れ、結果家族に対して当たってしまう。ということを繰り返してきました。

これは以前もお話ししましたっけ？

毎回毎回、月に１度に訪れる『ダメな日』がそれです。大概の理由がそれきっかけなのです。

そして、今月も訪れた『ダメな日』

母は、私が１度口にしてから、私が情緒不安定になり泣き出すと寄り添ってくれるように、気にかけて「大丈夫？」と声をかけてくれるようになりました。

そう。これも私が以前に『ダメな日』をむかえた際に口にしたことから変わった、変わってくれたことです。

私は幼少期から、自分から助けを求めないといけない環境で育ってきました。

というのも、私の家族は、たとえ私が部屋に籠り泣いていると分かっていようと、「大丈夫？」と声のひとつもかけてくれないし、具合が悪くてもサッパリ目の、少しの心配のみ。何かに悩み、落ち込んでいて塞ぎ込んでいても「大丈夫？」でも「どうしたの？」でも無いのです。

勿論、放っておいてそっとしておいて欲しい時は、それで良いと思います。

しかし、私の家は、そんな優しくは無いのです。放っておいて欲しいわけでなく、むしろ声をかけて欲しい。そんな時も声をかけてくれる事は無いのです。

そっとしている、といえば聞こえがいいですが、そっとしているというよりも、私にとっては『無視されている』と感じるほどでした。どんなに泣いていようとも、部屋から出てこなかろうとも、気にかけてくれる事は無いのです。

それを私は、『ダメな日』に訴えた事があります。

そうすると、母は勿論「そんなつもりはない」「心配はしていた」と口にするのです。

しかし、こちらからすると声をかけて欲しい時に、行動してくれない。それも毎回。そうなってくるともう“ただの無視”と一緒なのです。

それを泣いて訴えた結果、上記の通り、気にかけてくれるようになりました。

そして、話は戻りますが。今回の『ダメな日』では、また、私はうつ病で辛かった際に助けてくれなかったこと、支えになってくれなかったことを思い、泣き続けました。

母と妹に助けを求めたのに、具体的にこうした助けが欲しいんだと伝えたのに助けてくれなかった。

毎回思い出しては胸が苦しくなります。もう完全にトラウマです。

その話を毎回聞かされる母も嫌になるのは当然だと思いましたが、母はその話をし、泣く私に「うん」「うーん」とこちらを見ずに返事を返すのみ。

私の母は、元々、言われたことを１度飲み込み、自身の中で考えてから言葉を口にするタイプです。

それは分かっているのですが、上記のような態度をとられた私は、ちゃんと聞いてくれているのか？

分からず、不安・不満でいっぱいになっていくのです。そして、また“無視されている”のでは？と感じるようになるのです。

それを、さらに泣いて訴えた所、母からはこんな言葉が返ってきました。

どうやら母は、私が言ったことに対して『どうしてあげたら良いのか？』『なんと言ってあげたら良いのか？』と考えている。

決して無視なんてしていないと。

しかし、どうしても私には以前のうつ病末期の時期、幼少期のトラウマから、無視されているのではという不安が拭えきれない。ましてやこんなに迷惑をかけている娘。無視されて当然。うざいと思われている。と考えてしまうのです。

だって、こんな奴ですよ。

嫌になるんじゃないか。めんどくさいじゃんか。

と母に言うと、「そんなこと、思うわけないでしょう。自分の娘なんだから。助けてあげたい」と言ってくれました。

嬉しかったのと同時に、やはり申し訳ないという思いは消えないなと感じました。

そういった思いがあるからこそ、私は、尚更不安になるのです。

無視されて当然だからこそ、無視されているのでは無いかと。

それと同時に一人にしないでと。

うつ病のどん底だった時期、孤独だった私は、もうあんな思いを、孤独を感じたく無いのだと。怖い。1人にしないで。と訴えました。

そういったことを言い合ううちに、母はボソリとこう言いました。

「私が全て悪かったね」と。

それが嫌なんです。私。

私が母を苦しめている。私なんかのせいで悩んで、自分を攻める人が出る。私なんかのせいで。

それも素直に口にしました。

私も正直に口にしているのだから、母も口にして欲しいと、そう伝えると、色々上記のことも含めて口にしてくれたのです。

話し合った結果、私は、だったら、そのまま、ありのまま口にしてよ！と訴えました。

例えば、私が言ったことに関して、どう言ってあげようとか考えているなら、「ごめん。今はちょっと考えているの」とか「なんて言ってあげれば良いか分からないけど〜」とか、思いのままを口にしてくれれば、それだけで私は“無視されてないんだ。”と安心できるから。

『聞いている』という意思表示はして欲しいと。

そうした結果。

母も「分かった。これからはそうしていくね。」と口にしてくれました。

私たちのような精神疾患。特に私のようにうつ病にHSPまで持っている人間にとって、

ただ放っておかれる。無視されている。

と感じるほど、胸を抉られ苦痛を感じることはありません。

結局、いつも通りまとまりのない文章になってしまいましたが、

結果。

やはり。人間は口から言葉を発せられる動物なのだから、せっかく言葉という伝達手段を持っているのだから、意思の伝え方ができるのだから、それを十分に使わないともったいないよね。と言う話でした。

そして、そうして伝えることで、大切な人と誤解を産む事なく、産んでしまったら解いて、過ごしていけるんだな。

言葉を口にするのは大切だなと感じたと言う話でした。

皆さんも、もし、口にしないで我慢していることがあったら、もしかしたら、口にすることで解決する事もあるのかも知れませんよ。